【 2009年 第 12 回 】目標を持って家計管理する方法は?第二子の学資保険、加入する?加入しない? 相談コラム
宮崎 洋子(ミヤザキ ヨウコ)⇒プロフィール
- 相談者
県北在住 ぞう子さん - 家族構成
夫30歳会社員 妻(ぞう子さん)27歳主婦 長女1歳 - 相談内容
夫が失業し、半年間、貯蓄と両親の援助でぎりぎりの生活をしていましたが、今年2月に新しい職も決まり、家庭菜園と食費の切り詰めで、なんとか生活しています。夫も禁煙したり小遣いを減らしたりと、協力してくれています。今年末には、第2子を出産の予定です。次の子どもも長女と同じ学資保険に加入してよいのか悩んでいます。少しでも貯蓄を増やし安心した生活を送るためには、このままの家計状況、やりくりでいいのか、具体的にアドバイスをお願いします。
- 収支表
- 回答
ご主人が再就職され、本当に良かったですね。もうすぐお二人目のお子さんも誕生されるとの事ですので、主にライフプランの考え方と、家計管理の考え方に関してお伝えしたいと思います。
現在の家計簿は、年間収支では赤字。年支出は月々の貯蓄で補っておられるようですね。
これからは、毎月貯蓄へ繰り入れている4万円を「車買い替え用」「マイホーム用」などと、項目を作って別々に貯蓄積立されてはいかがでしょうか?
管理しやすくなりますし、目標額や期間の設定もしやすいと思います。
ライフプラン作りに大切な事は、夢を具現化することです。実現に一歩近づく為にも、目的に応じた管理をお勧めします。
次に、お子さんの誕生を機に検討されているという学資保険ですが、予定利率が低い最近では、掛け金が満期金を上回り、貯蓄としては意味をなさなくなっていることも多いようです。
ただ、学資保険には、契約者死亡時にそれ以降の保険料払い込みを免除され、お子さんの入院給付金や生存給付金、また満期時の満期保険金を受け取れると言うメリットがありますので、参考になさってください。
考え方のひとつとして、保険と教育費は分けて考えて、掛け捨てタイプの、お子さんの医療費のみを充実させて保険料を安く抑えるのもひとつの方法です。
ご主人のお仕事が軌道に乗り、無事にご出産されます事をお祈りしています。
このコラムは、熊本日日新聞(2004年4月~2005年3月)に掲載された「家計CHECK」を加筆修正したモノです。
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