【 2009年 第4回 】パリ・バイ・ナイト フランス気分
横川 由里(ヨコカワ ユリ)⇒プロフィール
観光に訪れる先で、まず気になるのは治安です。
幸いフランスはさほど治安が悪いとはいえません。
とはいっても、日本よりは泥棒がいっぱい。「人を見たら泥棒と思え」は正しい諺だと、再確認できることでしょう。
旅行中は気を張って
バックの斜めがけ、足もとにバックを置かないで必ず手に持つことは鉄則です。治安がさほど悪くないというのは、いきなり襲われることは少ないという意味ですよ。旅行中は気を張ってお出かけしましょう。そうすれば夜のパリでも大丈夫です。
それでは夜の散策へとまいりましょう。ただし、ご注意を!5月1日現在の日の入りは、8時なので、8時以降にならないと暗くなりません。
夜の散策
昼間の観光と違って、夜のイルミネーションはとても幻想的。同じタワーでも東京タワーとエッフェル塔では大違い、ロマンチックな気分になれること請け合いです。
鉄のレースといわれるエッフェル塔も夜ならではの美しさがあります。照明はオレンジっぽい色を使用しています。
パリのイルミネーションは、ただ電気をつけて明るくするのではなく、どのくらいの強さの電球で、どの角度から明るくすれば1番きれいに見えるのかを計算しつくし、さすがにセンスの違いを感じてしまいます。
観光バスでのナイトツアーは、パリビジョンやシティラマなどのいわゆる「はとバス」を利用しましょう。タクシーから眺めるのと、2階建てのバスの車窓から眺めるのでは、天と地の差があります。
ナイトツアーついでに食事もするなら、セーヌ川のディナークルーズ「バトー・ムーシュ」がお勧め。お値段はフルコース、ワイン、コーヒー付きで13,300円と18,900円の2種類あります。
新婚さんは必ず乗りましょう。昼間見たノートルダム寺院やルーブル美術館など全く違うものに見えますよ。
正統派キャバレー
ショーを見たいというあなたには、「ムーラン・ルージュ」「リド」「クレージー・ホース」にくり出しましょう。
「ムーラン・ルージュ」は、フレンチ・カンカンやロートレックで有名なキャバレーで、フランスを前面に出し、フランス語でゴージャスなショーを展開しています。「ムーラン・ルージュ」は二コル・キッドマン主演で映画にもなっているのでご存じの方も多いことでしょう。
それに対して「リド」は、フランスのショーというよりも、ラスベガスのショーというイメージで、音楽も英語が中心です。ゴージャスさで比べると、「リド」のほうがきらびやか。でも私は「ムーラン・ルージュ」ファンで100回くらい見たかしら?旅行会社勤務の役得ね!
もっとセクシー系がお好みなら「クレージー・ホース」、最高級ストリップというイメージでしょうか。
怪しげではないのよ、照明テクニックを使って芸術的センスにあふれていて、きれいだし、ただただうっとり。カラフルな光の模様をダンサーの肌に映して演出しています。
「ムーラン・ルージュ」と「リド」はディナーショーも行っています。
日本ではなかなか見ることのできない正統派キャバレーへも、積極的に訪れてみましょう。
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