【 2010年 第 2 回 】ハワイの虹 ハワイ大好き
高田 晶子(タカダ アキコ)⇒プロフィール
こんにちは。ハワイ大好きFPの高田晶子です。今回は虹についてお話したいと思います。
虹だらけのハワイ
ハワイに到着すると、すぐに虹だらけの光景に出会います。と言っても車のナンバープレートです(笑)。つまり、車のナンバープレートの柄になるほど、虹はポピュラーで、地元の人々にも喜ばれているんですね。
実は、ハワイ州は、Rainbow Stateとの愛称がついているほど、虹とは関わりが深い場所です。
Over the Rainbow
ハワイで人気のシンガーに、「IZ」こと「イズラエル・カマカヴィヴォオレ」という人が居ました。1997年に38歳の若さで他界してしまったのですが、ハワイに行くと今でも彼が多くの人に愛されていることがよくわかるほど、彼の曲を耳にします。そのIZがあの名曲 Over the Rainbow をカバーしたものがあり、ウクレレの音色に乗せた彼の甘い歌声が流れてくると、ハワイの空気にとってもマッチしていて、思わず涙が出てしまいます。
虹にまつわる可愛い伝説があるので、ご紹介しましょう。
まだ虹が無かったころ、雨が降ると空はただ暗いだけ。そこで、メネフネ(伝説上の小人たち)たちは空に色をつけようと、素材を集めに行きました。
赤:王室の象徴 赤い羽根のカヒリ
オレンジ:イリマ
黄色:バナナ
緑:シダの葉
青:海の深いところ
紫:女王さまのシルクのドレスを少々
これらを一つのボウルに入れ、カフナ(聖職者)が混ぜると、虹のもとができたそうです。
そして、これを弓矢の先につけ、空の雲へ向かって放ちました。そして雨が降ると、あたり一面の虹が生まれた・・・というお話。
華やかにしたい、明るくしたいというメネフネたちの子どもっぽいような、みんなの幸せを考えているような、とても素敵なお話だと思いませんか?(ハワイでは、虹の色は上記の6色とされてます。日本ではこれに藍色が加わって7色。青と紫の間の色を識別する日本人ならではの感覚なでしょうね。)
上界と下界を結ぶ神の道
虹は、ハワイ語でアヌエヌエ。上界と下界を結ぶ神の道とも考えられています。確かに、あの虹を伝っていけば、天高く登れるような気持ちになりますね。その道が美しい色どりのカーペットのようですから、人々の気持ちを幸せにするのは当然ともいえます。先日、私も大きな虹に出会い、表現できない感動に包まれました。
しばらく見ていたら、大きな虹は、やがてダブルレインボーになりました。ダブルレインボーは「見た人は幸せになる」と言われています。やった!(笑)幸せになるかどうかは私次第ですが、見たその瞬間の幸せな気持ちは忘れられません。雨と雲と太陽が共演する、偶然の贈り物。大自然があってこその賜物であることを、ハワイの人たちは心で感じているのでしょうね。
どこにも出かけず、のんびりと自然に抱かれて過ごしていると出会えるこんな風景は、ハワイの醍醐味の一つです。
Rainbow1 虹はいつしかダブルに。ダブルレインボーは色の配置が逆になっているんですよ!
Rainbow2 虹のふもとに行ってみたくなるような鮮やかな色。見ているだけで幸せなひと時でした。
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