【 2010年 第 3 回 】波が教えてくれる人生観 ハワイ大好き
高田 晶子(タカダ アキコ)⇒プロフィール
こんにちは。ファイナンシャル・プランナーのハワイ大好き高田晶子です。
今回は、サーフィンのメッカ、マウイ島のホノルアベイをご紹介します。
大波が来るサーフィンのポイント
マウイ島の北部にあるホノルアベイは、冬になるとものすごい大波が来るサーフィンのポイントとして世界的に有名なところです。大波というと、シケを思い浮かべますが、私たち観光客にとっては、真正面にはお隣の島、モロカイ島を間近に眺められる風光明美で穏やかな場所。なのに、崖の真下では、波と闘うサーファーたちという何とも対照的な光景が印象的です。
正面はモロカイ島。とても美しい風光明美な観光ポイント。
このコラムを読んでくださっているみなさんの中にも、サーフィンを楽しむ方がいらっしゃると思います。実は・・・、私も一度だけやってみたことがあります!それも、大好きなマウイで。正しくは、一度だけ、サーフボードにつかまったことがある・・・です(笑)
サーフィンができるようになれば、風景が変わるはず、と思いました。海から見るビーチや陸地はまた違うだろうなーと、そんな期待を胸にトライしたわけですが、沖に出ようとしては波に押し返されの繰り返し。力尽きて諦めました(苦笑)。
波のやり過ごし方
たったの1回、それも沖に出ようとしただけですが、それでも、波はいろいろなことを教えてくれました。波をやり過ごすためには、2つの方法があると教えていただきました。一つはサーフボードで波を乗り越えること。小さい波なら、これで沖に進めます。少し大きな波が来たら、波の下をくぐる!最初はビックリしましたが、波は海の表面で起きていること。水の中にもぐれば、そこは海面とは別世界のように穏やかです。波が来たら、乗り越えるのか、もぐるのか、それはサーファーの判断次第。
さて、崖の上からサーファーを見ていると、素人の私が「あ!波が来た!」と思っても、サーファーたちは、まだまだプカプカとボードの上で沖を眺めています。良い波が来るのをじっと待っているんですね。
波には「セット」といって、パターンがあるんだそうです。その時の風や気候などによるのでしょうが、ある間隔でまとまって波がやってきます。そのパターンがわかれば、沖にも楽に進めるでしょうし、より良い波を待って乗ることができます。
見るだけでサーフィンを楽しめるポイント
ホノルアベイに集まってくるサーファーたちは、かなりの上級者。ここぞという波に見事にライディング。そんな姿に、崖上の私は、「うわー、すごー、きゃあー」と騒ぎながら、楽しませていただきました。自分でサーフィンをしなくても、見ているだけでもかなり興奮できるポイントです!
波が正面から来たら、その波を見て乗り越えるか、もぐるか判断する。沖に出たら、なるべく良い波を見つけて、乗りこなす。そのためには、自分の力や思いでは波をコントロールできないから、海を見て、冷静に判断し、波のパターンを知ることが大切。
なんだか、人生に似ていると思いませんか?
無理やり自分の思い通りにしようとするよりも、パターンによって自分を合わせた方がうまく行くこともあるし、そのためには観察や準備が大切。うまくいかないときには、ちょっともぐってやり過ごすことも大切。
そんなことまで教えてくれる自然ってすごいなーと思います。サーファーたちが夢中になるのも、毎回毎回違う波とどう付き合うか、向き合うか、自然と闘いながらも一体になる、そんな感覚を楽しんでいるのでしょうね。
またいつか・・・、私もサーフィンに再度チャレンジしてみたいと思います!
できれば、マウイで(笑)。
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