Let’s Enjoy “旅”『 賢く楽しく“旅”しましょう。』【2010年 第 11 回】

【 2010年 第 11 回 】Let’s Enjoy “旅”『 賢く楽しく“旅”しましょう。』 楽々旅々

合田 菜実子(ゴウダ ナミコ)⇒プロフィール

“韓国旅行の醍醐味”はやっぱり“グルメ”でしょう。2泊3日19,800円程度の“格安ツアー”などもあり、パスポートさえあれば国内旅行と同じ感覚で行ける韓国ですが、毎回、旅をするときに発生する“悩み”があります。

 “3日間では食べつくせない”という問題です。これは、私にとっては“永遠のテーマ”でしたが、意外にも、韓国を旅行した多くの人からも同じ意見を聴きます。

韓国で食べたいもの

①焼き肉 ~ これを食べないと始まりませんね。ザクザクとはさみでお肉を切りながら豪快に焼くのが美味しい。
韓国風のたれに漬け込んだカルビは最高ですね。

②プルコギ ~ 日本語に直すと“焼き肉”ですが、焼き肉の中でも、味付け肉を“網”または“ドーム型”の鉄板で焼いて頂くもの。醤油ベースの辛くない味付けが特徴です。

③キムチ ~ 大きな桶に漬け込んで豪快に作ります。白菜だけでなく松の実やにんにく、アミエビなどいろいろなエキスを漬け 込んで作った独特のキムチも。お土産に買う時はしっかり味見して選びましょうね。

④ビビンバ ~ アツアツの石焼きビビンバ、ユッケを載せて贅沢に頂きましょう。

⑤韓国冷麺 ~ 仕上げにさっぱり冷麺。なかなか日本で味わえない本場の味を楽しみましょう。

⑥チゲ鍋 ~  コチュジャンや唐辛子を使った辛いスープの鍋料理。キムチや豚肉、たくさんの野菜を煮込んで頂きます。魚介やラーメンを入れることも。身体が芯から温まりますよ~。

⑦サムゲタン ~ “参鶏湯”“鶏蔘湯”などと書きます。丸ごと1羽の鳥に、もち米や高麗人参・なつめなどを詰め込みじっくり煮込んだ宮廷・薬膳料理。本格的なものは専門店で頂きます。

⑧ナムル ~  韓国風お漬物。もやしナムルなどは日本でもお馴染ですね。

⑨韓国宮廷料理 ~ 「五味五色」という言葉が基本とされて彩り、野菜、肉、魚、穀類、果物など、栄養価も考えた10~30種類のお料理が並びます。“チャングム”ファンの方は体験したいメニューですね。

⑩お造り ~ 海に囲まれた韓国、意外にお刺身もお勧めなのですよ。わさび醤油の他に、ごま油に浸してから海苔で巻いて食べるのが韓国風!

⑪海鮮鍋 ~ ワタリガニ・エビ・タコ・ハマグリ など豊富な海の幸を、唐辛子入りの韓国風スープで頂きます。

⑫韓国粥 ~ 鶏粥・アワビ粥などの他に、松の実・小豆・黒ゴマなどを使った美容食、また、高麗人参や漢方を取り入れた病気の時の療養食もあります。

⑬パジョン・チジミ ~ 韓国風お好み焼き ニラをふんだんに使ってベルシーなのが特徴

⑭精進料理と山菜の天ぷら ~ インサドン、にある“山村”というお店がお勧めです。

⑮韓国風海苔巻 ~ 日本の太巻きのようなもの。韓国ドラマ“春のワルツ”で有名になりましたね。

⑯南大門市場などで“トッポキ”(韓国風おもち)などファーストフード食べ歩き

⑰韓国伝統茶カフェでティータイム ~ ユズ茶、梅茶、薬膳茶、韓国風おもちの盛り合わせなども。

⑱夜食は“屋台” ~ 韓国風おでんや、焼き鳥、ファーストフードなどもあります。

⑲韓国のりに韓国ふりかけ ~ お土産の定番。海苔ふりかけも絶品ですよ。スーパーで買うとお得。

⑳マッコリ ~  韓国で有名なお酒 日本でのドブロクのような濁り酒のこと。身体が温まります。
止まらなくなるのでこの辺で・・・。

2泊3日ではどうしても全部食べられないけれど毎回、“プルコギ風”も食べたいけど、やっぱり定番の“焼き肉”、また “ビビンバ” “サムゲタン”は外せない・・・。など、毎回悩んでしまう訳です。⑭の精進料理のお店では山菜の天ぷらを始め、いろいろな変わったお野菜を頂くことができます。日本でおなじみの山菜でも、韓国風に味付けされると違った風味で楽しむことができますよ。

日本から最も近い外国 “韓国” ですが、文化の違いにも驚かされます。

儒教文化 

孔子を始祖とする思考や信仰のことで年齢・地位・先後輩などによる序列が厳しく、
日本人以上に、両親など目上の人には絶対従う・・・といった習慣が根強いようです。

男女交際についても日本ほど自由ではない部分が多く、結婚に関しても、同じ名前で同じ本貫(祖先の出身地)の人とは結婚できないなど法律で定められています。

韓国人女性ガイドさんの悩みでは少し“亭主関白”なご主人が多いイメージも!

徴兵制度

19歳~27歳までの健康な男子に義務付けられている最低2年2ヶ月の軍隊生活。
徴兵制度があるために、結婚の時期は遅く30歳位が最適とされているそうです。

オンドル

“韓国式床暖房”伝統的な暖房法でなんと三国時代から利用していたとも言われています。
床暖房発祥の地、韓国では住宅のほぼ100%でオンドルが利用されており、それ以外の暖房器具はほとんど使うことはないそうです。

不思議な魅力がある韓国 “グルメ” だけでなく、「韓国民族文化やお祭り」「青磁を代表とする焼き物」「韓流ドラマにちなんだロケ地巡り」など様々な楽しみ方がありますね。

人間ウォッチングも楽しいですよ。顔だけならば日本人とも間違いそうな綺麗なOLさん達が、会社の休憩時間に、焼き肉屋で楽しそうにおしゃべりしながらモリモリ昼間からキムチを食べる姿、なんだか微笑ましい情景でした。韓国の赤ちゃんは離乳食でキムチを食べるそうですよ。また、私が韓国で1番楽しかったのは現地ガイドさんとの“お茶タイム”。少し海を隔てただけで“考え方”や“価値観”が随分違うのが驚きであり新鮮でした。

少し韓国の魅力が伝わったでしょうか?今度のお正月休みは、思い切って“韓国旅行”いかがですか??

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