【 2010年 第 2 回 】ゴミ等問題 マンションの暮らしを快適に
福本 喜保(フクモト ヨシヤス)
行政地域によりゴミ収集の相違
市町村によりゴミの出し方が異なっています。地域により、家庭ゴミ(可燃ゴミ・不燃ゴミ)、資源ゴミ別に収集される所が多いですが、資源ゴミを種類別に区分けして出さなければならない箇所もあります。
場所ごとにゴミ収集時間が違ってきます
ゴミ収集の地域ルートにより、ゴミ収集時間が違います。一定期間を過ぎると大体の収集時間が定まってきますが、諸事情(ゴミ量・交通状況等)により、時間が早まったり、遅くなったりします。
環境事業局(清掃事務所)によりゴミ出し方法の相違
一般的には、ゴミ置場に透明性のある袋で指定された場所に当日の朝、ゴミを出すところが多くありますが、ポリバケツの使用、収納BOXの設置(戸数の多いマンション)を義務づける、行政の指定されたごみ袋でなければ収集しないなど事業所により方法が違っています。
自冶体によりゴミ種類別の収集頻度の違い
各市町村により、ゴミの種類によって週回数、月回数がそれぞれに指定されています。
ゴミ収集車の現場対応方法
ゴミ置場の場所により、直接収集車を横付け回収、ゴミ置場の外側に出す、道路側までに搬出する等ゴミ置場の状況によって処理対応のやり方が違ってきます。
ゴミ置場の状態
マンションによって、ゴミ置場の構造・付帯設備・収納容量・位置等それぞれの状況パターンにより対応処理方法を考慮することが必要であります。
問題の発生状況
1. ゴミの種類により指定された曜日、月間指定曜日が行政機関により設定されています。しかし、指定日以外にゴミを出す人がいます。収集日のゴミに収集されないゴミが混ざってしまいます。ゴミ置場の容量が小さい場合は、ゴミが置場からあふれてしまいます。
2. 指定されたゴミを出す日のゴミ袋に他の種類のゴミを混在して出す人がいます。混ざっているのがわかると収集されず、その場に取り残されます。
3. 場所により収集時間が異なります。また、事情によっては習慣的になった時間に来ないケースもあり、取り残されたゴミがでてしまいます。
4. 環境事業局(清掃事務所等)によりゴミを出す方法が設定されています。指定された出し方にてゴミを出さない居住者がいます。そのためにゴミ置場が乱雑になってしまいます。
5. 市町村によりゴミ等の収集方法・頻度が異なっています。資源ゴミ・粗大ゴミなどは特に回収方法・回数の違いがあります。しかし、指定された要領で実施しない住民がいて、ゴミ置場が乱雑状態になってしまいます。
6. ゴミ収集車のゴミ処理現場対応の収集方法の違いが発生する場合があります。ゴミ出し方法をキチント守らない居住者がいるとゴミが回収されないで残ってしまいます。
7. ゴミ置場の状態により、ゴミを出すやり方の違いが生じます。
各マンションのゴミ置場の状況を鑑み、その現場に合った方法を策定する。しかし、決められた方法に従わないで勝手に出す人がいて、ゴミ置場が乱雑状態になってしまいます。
各問題発生の対処方法
1. 行政機関からの広報を活用し、各家庭配布、掲示版・ゴミ置場に掲示し、内容を把握していただく。
2. キチント分別をして出さないと収集されませんので、マンションの価値を下げないためにもルールを守っていただくようご協力のお願いをするお知らせを、ゴミ置場のしっかりと目に留まる箇所に掲示する。
3. 当日の朝8時までに指定された方法で出していただくように広報する。
4. 指定された方法でゴミを出さないと美観上、衛生上等よくない
ことを注意・勧告する内容をゴミ置場に設定する。
5. 指定された要領で処理対応しないと、他の居住者の迷惑になり、財産価値が下がってしまうことになると住民に広報する。
6. 当該マンションのゴミ置場にゴミを出す方法を掲示設置する。
7. 当該マンションの策定されたゴミ出し方法を現場に設定する。
8. ゴミ置場をいつも整理・整頓・清潔に保ち、ごみの種類別に置く場所を指定し、収集後洗浄して臭気をなくし気持ち良い環境を保持することがゴミ置場に対する協力体制の向上を促します。
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