【 2010年 第 3 回 】ニースのカーニヴァル フランス気分
横川 由里(ヨコカワ ユリ)⇒プロフィール
2月はニースのカーニヴァル!
1ヵ月近くもお祭りが続くのです。ニースはパリから電車に乗っていくと、なんと10時間以上もかかる南フランスの中心地です。
すぐ近くにあるのは、グレース王妃で有名なモナコ公国。
所得税のないうらやましい国で、ニースからモナコまでは、約19キロ、車だったら45分くらいです。
ニースは有名な保養地です。パリの冬はとても寒く、普通でも0度前後。あまりに寒いとピアスなどのアクセサリーは外します。耳から凍傷になりますから!ニースの気温は10度くらいだから、東京くらいですね。
ニースは、寒さを避けるために古くから王侯貴族の別荘地として栄えたこの町です。そのため、ヨーロッパ中から観光客がやってきます。日本では、天皇一家で有名な「避暑」は夏に別荘に行きますが、冬のパリからは「避寒」??
今年は2月12日から28日まで開催します。今年のテーマは「青い地球の王様」。ねぶた祭りのように張りぼての山車が行進します。今年は、本当に青い色が目立ちますよ。山車だけではなく、思い思いの格好で行進(仮装行列)。大道芸人みたいな行列もあります。
花のカーニヴァル
何といっても、きれいなのは花のカーニヴァルです。あちこちで私の大好きなミモザの黄色い花が咲き乱れて、とっても幸せな気持ちになります。
リオのカーニヴァルとは違ってきれいなお姉さんが踊っているわけではありませんが「花合戦」では、思い思いの花々を飾った山車が2キロほどの通りをパレードします。
山車の上から、華やかな衣装に身を包んだ美女たちがお花を観客に目がけて投げるのです。お花を拾った人には花と一緒に幸運も降りかかるんですよ♪
有名なミモザの花やいろいろな種類の花があって、とってもゴージャスです。
しかし、この花をゲットするのが熾烈な戦いなのです。頭を何回もぶたれるし、せっかくこちらに飛んできても気の弱い日本人(私)には、奪うことができないのが、現実なの!
おまけ:
ニースの海岸でトップレスの美女たちが、寝そべっている写真をよく見ますが、ニースは石浜です!バスタオルを敷いて横になると、痛くって、痛くって。にっこり笑って写真なんて撮れないわ!
絵画好きの方は、シャガール美術館はぜひ行きましょう。
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