【2011年 第8回】 通信費について 家計管理(子育て世代)
中村 真佐子⇒ プロフィール
今回は通信費について。通信費に当てはまるもの、それは固定電話料金をはじめ、携帯電話利用料金、パソコンプロバイダー利用代金などですね。毎月支払いが生じますが、利用の仕方によって支払いが変動する光熱費と似たところがあります。
携帯電話は一人1台が当たり前。スマートフォンの普及など通信費にまつわる環境も激変しています。今回はその辺をみていきます。
家計に占める通信費の割合は年々増えている
総務省の家計調査によると、家計に占める通信費の割合は年々増えています
平成12年から固定電話と携帯電話の内訳はわかるように公表していますが、傾向として固定電話料金は年々減り続け、携帯電話料金がそれを上回る勢いで増えている事から総計で増えているというのが現状です。固定電話を新規に契約しない人も増えていることも要因でしょう。
金額でいうと、2人以上の世帯で月額約1万円~1万1千円です。
環境の変化ごとにプランの確認を
毎月いくら支払っているか把握できていますか?
毎月の使用料を確認していますか?
多くの方は送付されてくる明細を見る、あるいはネットで確認するなどして、支払い料金は確認しているでしょう。
例えば携帯電話の料金。家族で数台持っているならば、個々の分についてもその内訳を確認しましょう。毎月だいたい決まった金額か、月によってばらつきがあるのか。ネット通信は使わないが、通話はよくする。
反対に通話はしないが、ネットはよく利用するなど、ライフスタイルの違いによって使用の仕方は異なります。
最適な料金プランを選ぶことが肝要です。
卒業、就職、転勤、引越など環境が変わると携帯電話の使い方も変化します。携帯ショップに行くと最適プランを教えてくれますので、半年か年に1度または環境が変わった時にプランを確認しましょう。
子育て世代は通信費もピーク
子育て世代にスポットを向けると、一番通信料がかかる世代です。
家族4人1台ずつ携帯電話を持ち、固定電話、プロバイダー利用料金、ネット接続料金(ADSL・光ファイバー)などが積みあがると数万円になります。
子どもの携帯電話使用については、トラブルやいじめの元となったりしている今の現状は親を悩ませます。このことは本テーマではないので割愛しますが、お金の支払いにかかわるルールはある程度家族で決めておくとよいでしょう。
子どもの携帯代の支払いは、高校まででそれ以降は、自分で支払う
家族以外の通話は緊急時以外はしない
友達と電話をするときは家の固定電話を使う
どれだけ使ってどれだけ親が支払っているか、明細書を毎月一緒に確認する
などのルールです。
アンテナを高く情報収集をマメに目まぐるしい技術進歩で、携帯電話よりスマートフォンが主流になりつつあります。
またパソコンに代わり、ipadのようなタブレット端末が台頭してきています。
機器の代金と通信費の関わりも変化していくでしょう。
常にアンテナを高くして目まぐるしく変わる情報をキャッチしつつも、周りに流されないことも重要です。
家計管理としては最適プランの選択、定期的見直しがポイントです。
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