【2012年 第1回】自分を守るパーソナル・ファイナンス – 大学生のためのパーソナル・ファイナンス
横川 由理(ヨコカワ ユリ) ⇒プロフィール
こんにちは!横川由理です。生活をするうえで、必要不可欠な「お金」。大学生のみなさんにとっても、お金と生活はきっても切れない関係だと思います。
パーソナル・ファイナンスってなんでしょう?
携帯を使う。電車に乗る。
ご飯を食べる。買い物をする。
タダでできることは、本当にわずかしかありません。
バイトをしている人もいるでしょう。
将来、給料をもらっても、正しく使ったり、貯めることができなかったら、
せっかくの「お金」がなくなってしまうことになりかねません。
今学生のうちにパーソナル・ファイナンスについて、
学んでおくときっと将来役に立つはずです。
では、パーソナル・ファイナンスってなんでしょう?
大学の講義にコーポレート・ファイナンスという科目があると思います。
コーポレートは会社。
パーソナルは個人。
お金がなくなってしまうと、会社なら給料が払えなくなってしまったり、商品を仕入れることもできなくなってしまいます。
個人でも、同じく、ご飯も食べられなくなってしまうことに。
さらに、消費者金融など金利の高い借金を背負ったら大変です。
そう、会社であっても、個人であってもお金の流れを把握することがとても大切なのです。
パーソナル・ファイナンスは簡単にいうと、
ライフプランに基づいた「財産や借金を管理する方法」です。
管理を行うために、貯蓄や資産運用、年金、保険、税金、相続などの幅広い「お金」に関する知識は欠かすことができません。
合理的な決断をするためにも、お金のチカラをつけていきましょう。
将来の生活資金について考える
多くの大学生のみなさんは、アルバイトをなさっていると思います。
ご両親からの学費の援助やお小遣いとは別に、自由にお金を使うことができるわけです。
とはいえ、欲しいものを何でも買ってしまうなど無計画な買い物を重ねると、
多重債務に陥ったり、悪徳商法などに遭う可能性だって珍しいことではないのです。
そんな状況に陥らないためにも、パーソナル・ファイナンスを学んで、
将来の生活資金について、考えるよいきっかけになればと思っています。
皆さんの通っている大学のシラバスに、
パーソナル・ファイナンスが組み込まれていることは稀なことです。
もしかしたら、就職課やキャリアセンターなどで
「FP3級技能士取得講座」を行っているケースもあるかもしれません。
FP3級技能士は、パーソナル・ファイナンスであるファイナンシャル・プランニングを学びます。
金融機関へ就職する・しないに関わらず、お金を知るために
身につけておきたい知識のひとつですから、積極的に申し込んでおきましょう。
お金を使う
お金を貯める
お金を増やす
お金を借りる
誰でも、当然に行っているお金のことですが、より合理的な意思決定ができるように準備をしていきたいものです。
来月からは、具体的にお話をしていく予定でいます。
これから1年間、よろしくお願いいたします。
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