ゲストからの「お祝い」のお金は結婚式・披露宴の貴重な財源。予算に組み込んだ上で、失礼のないおもてなしを。【2006年 第3回】

【2006年 第3回】ゲストからの「お祝い」のお金は結婚式・披露宴の貴重な財源。予算に組み込んだ上で、失礼のないおもてなしを。  結婚

榎本 尚子(エノモト ナオコ)⇒ プロフィール

結婚式に招待されたゲストが当然持参するのは「お祝い」と呼ばれるご祝儀。
岡山・広島・香川で発行されているブライダル情報誌「きゃべつ畑。ウェディング」によると、ご祝儀の平均額は、友人2万円(49.6%)~3万円(39.9%)、上司3万(55.8%)~5万円(12.2%)、親族5万円(39.1%)~10万円(12.7%)、恩師3万(22.7%)~5万円(7.1%)というデータが出ています。(カッコ内は各項目に対しての金額の割合)

私の経験から言うと、中学時代の友人では一律3万円、新卒で同期入社した友人では2万円と、仲間内で取り決めがあります。
そのため、正直なところ自分の結婚式の際には、ゲストからのご祝儀の合計がどの程度になるかが予測しやすかったため、非常に助かりました。

ゲストの厚意に見合ったおもてなしを

「そんな、ゲストの厚意を先に読んで段取りを組むなんて、失礼なのでは?」と言うなかれ、です。
失礼な話に聞こえるかもしれませんが、そこは日本の従来のしきたりにのっとって、ゲストが折角持ってきてくださるものです、それに見合ったおもてなしを考えたいものです。

当然ながら、不必要に結婚式・披露宴を、ゴージャスすぎたり、派手にする必要はないと思います。
ただ、最低限、失礼のない程度の料理の内容、持って帰っていただく引き出物・引き菓子選びにはなるべく時間を割きたいところです。
そのためにも、前回もお話ししたように、料理については試食をできるだけ行い、引き出物・引き菓子については実物を確認しながら選ぶことはするべきでしょう。

招待された側に立った準備を

それから、折角来てくださったゲストに失礼のないように、タクシーの手配や宿泊施設の予約、当日のお車代(交通費)の準備は忘れないようにしましょう。
遠くからわざわざ来て頂く方には、特に不手際のないようにしたいものです。

「ゲストの皆様のおかげで、立派な結婚式と披露宴ができる」という気持ちを大切に。
私の知人の中には「岡山から東京までわざわざ行って、頼まれていた司会もしたのに、交通費さえ出なかった」という非常に気の毒な方もいるようです。
おめでたい時だからこそ、そういった不愉快な思いをさせられたという思いは、後々まで残るものです。
招待された側に立って準備を怠らないようにしていきましょう。

【2006年5月29日】
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