【2006年 第5回】新婚旅行は目先の金額よりもトータルコストを意識して。 海外は特にその国に行った人の話を参考に選択を。 結婚
榎本 尚子(エノモト ナオコ)⇒ プロフィール
広島・岡山・香川のブライダル情報誌「きゃべつ畑。ウエディング」によると、結婚するカップル全体の9割が新婚旅行に行っているのだとか。
行き先の内訳は、意外にも国内が30%とトップで、ヨーロッパ24%、オーストラリア・ニュージーランド17%、ハワイ10%。国内の行き先は北海道が32%、東京(ディズニーリゾート含む)23%、沖縄20%と多く、それ以外は近場で済ませているカップルも多いようです。
旅行にかけた費用としては40万~60万円未満が22%で最も多く、80万円以上とリッチな旅行をするカップルが19%、逆に20万円未満でシンプルに済ませているカップルも16%。旅行などの一時的なところにお金をかけるよりも、その後の生活に使いたいという気持ちの表れでしょうか。
いずれにしても、お金をかけすぎないのは、賢明な選択です。
初めての海外旅行、宿泊施設はランク高めを選ぶべき
さて、初めて海外へ行く人も多いのが新婚旅行。
事前にその土地に行った人の話を聞くなどしてから、ツアーの予約をするのがベターです。
私の体験から言うと、海外に行く際には、宿泊施設のランクは高めを選ぶべきです。
我が家では、数千円が惜しくてワンランクを落としたために、かなり苦い思いをしました。
例えば、ダウンタウンの中のホテルのため、夜に外出できなかったり、別の宿泊先は古い上に、エレベーターからかなり歩かなければいけない部屋に泊まらされたり。
しかも洗面所の水道がチョロチョロと夜中止まらないので音が気になるのは、とてもストレスを感じました。
その上、オプションを、現地で選んで、その場で決済したのですが、実は現地申込みは割高。
1ドル125円と円安の時期に行った上に、金銭感覚が結婚準備等で少し麻痺していたこともあり、帰ってカードの請求額を見てびっくり。
ホテルのランクを下げて浮かせた数千円なんて、あっと言う間になくなってしまいました。
おみやげ代も含めトータルコストを意識しよう
ところで、おみやげ代も予想以上にかかります。
誰に何円のものを買って帰るかを、リストアップして、なるべくその範囲で済ませましょう。
あるいは海外の場合は旅行代理店経由で事前におみやげを注文しておき、旅行から戻ってきた頃に到着するように手配をするのも、無駄遣いしなくてすみます。
いずれにしても、目先の金額よりも、トータルコストとメリット・デメリットを意識して、行き先や宿泊先、参加するツアーを決めましょう。
せっかくの一生に一度しかない新婚旅行、旅先で大げんかは避けたいところです。
※掲載データは全て「きゃべつ畑。ウエディング」集計です。
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