【2006年 第1回】故郷を離れて見える愛知(街と観光スポット)GW
石塚 操(イシヅカ ミサオ)
愛知で生まれ、約33年を過ごしました。
結婚後は故郷を離れ、夫の転勤によって静岡の浜松市(約1年半)に住んだこともあります。
今は九州の福岡市に在住し約5年。地元を離れ外から故郷を見ると、変わりゆく姿に驚き、気づかなかった良さも再発見します。
愛知万博の効果
特に驚いたのは、昨年の愛・地球博(愛知万博)の効果。
セントレア(中部国際空港)に降り立つと人の多さに目をまるくしたものです。
名古屋市を中心に愛知県全体が発展し街も整備されています。
1999年にオープンしたJRセントラルタワーズに続き、名古屋駅前には2007年春に超高層ビル、ミッドランドスクエア、名古屋ルーセントタワーが開業する予定です。
モリコロパーク(愛・地球博記念公園)
万博の跡地には今夏、モリコロパーク(愛・地球博記念公園)がオープンします。また人気を集めた冷凍マンモスにも豊橋市で再び会うことができます。GWのプランにいかがでしょうか?
◆豊橋市自然史博物館 「ユカギルマンモス ミュージアム」冷凍マンモスとともに、時代や絶滅のなぞが映像や資料で紹介される。期間:2006年4月8日(土)から6月18日(日)まで
産業に関する観光
中部企業の元気な姿からは“ものづくり”の土地柄や大切さをあらためて学びます。産業に関する観光をしてみるのもいいなーと思います。
◆「トヨタテクノミュージアム産業技術記念館(名古屋市)」 トヨタグループ13社が共同して設立。繊維機械と自動車産業の技術について展示と実演で紹介している。
◆「ノリタケの森(名古屋市)」 食器メーカー ノリタケが運営。陶磁器の参観工場やショールームなどがある複合施設。
歴史や古いものの良さ
離れてみると歴史や古いものの良さも再発見します。
中でも徳川美術館と犬山城をご紹介します。
◆徳川美術館
財団法人徳川黎明会が運営する私立の美術館。
尾張徳川家に伝わる「大名道具」1万数千件や徳川家康の遺品が収蔵されている。隣接する徳川園(日本庭園)も一緒に巡りたい。
◆犬山城(国宝)
昭和10年に国宝に指定された。
天文6年(1537年)に、現在の位置に天守が造営され、織田与次郎信康が城主になった。
明治24年の濃尾地震で大きな被害を受け、当時所有者であった愛知県から、修復や保存を条件に明治28年、旧犬山藩主成瀬氏に譲渡され、全国で唯一の個人所有の城となった。
(平成16年には財団法人犬山城白帝文庫の所有となる)
現存する城では最古のものといわれている。
最上階から濃尾平野、木曽川が見渡せる。周辺には、明治村、リトルワールド、日本モンキーパークなどもあり、家族で楽しめる観光地。
旅行に来る人も住んでいる人も、GWに愛知の街と観光スポットを訪れ、新たな発見をしてみませんか?
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