【2006年 第4回 住宅】引越し ~ お引越しは段取りよく立つ鳥跡を濁さず・・・
橋本 勝美 (ハシモト カツミ)
春は新しい生活に向け、引越しのシーズンです。お引越しの際は、何かと費用や手間がかかるものです。新しい生活に向け段取りよく引っ越す為のノウハウをご紹介致します。
計画表を作成する
就職や進学では、かなり前から予定が立てられますので、直前になってあわてないよう引越しまでの計画表を作成します。
転勤などの場合は、業種にもよりますが、異動の1ヶ月~1週間前に辞令をもらい転居することになりますので、なおさら段取りよく準備する必要があります。
よく春先になりますと、引越し業者の広告に引越しの為のチェックシートなどが掲載されているものが新聞等に入って来る場合もありますので、それを利用してみるのも良いでしょう。
見積もりを取る
まず、引越し業者より見積もりを取ります。大手宅配業者や大手引越し専門業者、電話帳などの運送のページを調べますと、大小を含めたくさんの業者が掲載されています。
その中から3社程度を選び費用の見積もり依頼をします。
ポイント1として、まず希望の日に引越しの手配が出来るか確認します。この時期の土日には希望が集中しますので、引越しが決まったら速やかに手配することが必要です。
平日の引越しですと、土日に比べ費用が安くなる場合もありますので、可能ならば業者に確認してみましょう。
ポイント2として、どこからどこへどの位の量の荷物を運ぶのか打ち合わせをします。
東北圏から首都圏またはそれより遠方になる場合、2日がかりになる場合もありますので業者によく確認します。
ファミリーでは、家財の内容により見積もり金額に大きな差が出ますので、実際に確認してもらいます。
特にピアノ、エアコン等の移設はオプションとなるケースがほとんどですので確認が必要です。
単身者の場合、家財が少なければ単身者パックなどを利用する事により費用を節約出来ます。
さらに、荷造り、荷解きを業者に頼むのか、自分で行うのか荷造りの資材をどの位用意してもらうのかによって、かなり費用が異なりますので、目的と予算合わせ内容を選択します。
関係者や公共機関へ連絡する
日程が決まりましたら、次のステップとしてアパートの大家さんや管理会社へ引越し日を連絡します。
これは解約通知といって、賃貸借契約をしているアパートの大家さんや管理会社が次の入居者を探すための手続きとして重要となりますので、忘れずに連絡して下さい。電気、ガス、水道などの公共料金等についても、各事業者あてに引越し日を連絡し清算の手続きをします。
その他、住民票等の移転届出など、役所での手続きを確認しておきます。
あと、忘れてしまいがちなのが、郵便局への転送依頼です。転居届のはがきを郵便局で入手し必要事項を記入しポストに投函すれば手続き完了です。
引越し前後の段取りを決める
引越し日の3日前より、食器、衣類などの荷造りの準備、冷蔵庫の中身の処分や大掃除など当日に向けての段取りを決めます。
当日は家財を搬出後、大家さんや管理会社が立会い室内の点検や鍵の返却をします。その際、部屋の汚れやキズ破損等をよく確認します。
念の為、写真を撮っておくと良いでしょう。後々、敷金清算の際トラブルにならない様、賃貸借契約書の内容もよく理解しておきます。
引越しは段取りが大切です。段取りよく進める事により転居先での新生活もスムーズに始める事ができます。
【2006年03月01日00時00分】
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