【2013年 第7回 光熱費を考える】 家計節約~家計のダイエット〜
中村 真佐子 ⇒ プロフィール
家計ダイエットは支出を無理なく減らしていこうというもの。支出削減の王道は固定費から。前回は固定費の中でも、通信費についてみてきました。今回は光熱費についてです。この夏の猛暑で光熱費は気になるところですね。我慢しない光熱費削減はあるのでしょうか。
料金体系の見直し
我慢しない一番簡単な光熱費削減の方法は、料金体系の見直しです。手続きをしてしまえば、それで終わりです。
以前は基本料金に使用料に伴う料金が上乗せされるという料金体系でしたが、料金体系も進化して電力会社、ガス会社ともに複数の料金プランを用意しています。
家族の生活時間や、使用している家電製品、季節ごとの利用頻度は各家庭で様々です。
その家庭にあった最も節約できるプランをチョイスしましょう。
下記表は東京電力が新しく設定した料金プランです。
我が家では、数か月前に電気代の料金プランを変更しました。
我が家の生活時間に合ったプランを選びました。我が家の場合は、早朝から午前9時までは電化製品をよく使う時間帯です。掃除、洗濯、弁当作り、夕食の下準備を午前9時までに片づけてしまうことが多く、掃除機、洗濯機、弁当作りや夕食の下準備に不可欠な、電子レンジ、身支度に必要のドライヤーなどの電化製品を一気に使います。昼間は、家にいない時間が多く電気を使わないので、午後9時~翌日の午前9時までの時間帯の電気料金が安いプランを選びました。
主な電力会社・都市ガス会社のHPで確認してみるとよいでしょう。
東京電力HP http://www.tepco.co.jp/index-j.html
関西電力HP http://www.kepco.co.jp/
東京ガスHP http://www.tokyo-gas.co.jp/
大阪ガスHP http://www.tokyo-gas.co.jp/
楽しんで、エコ生活
地球の温暖化が叫ばれ、エコロジーな生活にも注目が集まっています。エコロジーな生活は、光熱費削減にもつながります。ただこれは楽しんでやらなければ長続きしません。
教育的視点から、エネルギーを無駄に使ってはいけないと子どもに教えることも親の役目です。
使っていない部屋の電気は消す、使っていない電化製品のコンセントを抜き待機電力を使わないようにする、トイレを使用したらふたを閉めるなど簡単で子どもに身に着けてほしいことは、親子で一緒に積極的に実践しましょう。
夏の日よけとしての緑のカーテンは、お庭やマンションのベランダでやっている人が増えてきました。
野菜を栽培すると、食費削減にほんの少し貢献できますし、収穫の楽しみもあります。
このように家族で楽しめるものを見つけたり、簡単な約束事を作ってもよいでしょう。生活時間を見直すのも、光熱費削減につながります。
簡単で、楽しんで、長続きする、がエコ生活のポイントです。
家計ダイエットの中では優先順位を低く
例年以上に猛暑日になる日が多いこの夏、エアコンを使う機会が多くなっています。季節的な要因によって光熱費が増えてしまうのは、節約すべきではないでしょう。エアコンにおいては、省エネ技術が進んでいるので、使うことに抵抗を感じる必要はありません。
光熱費削減のポイントは、簡単に実行できて、効果があることを実行して、我慢をしない。
料金プランを変えると使い方によっては、大きな節約となりますが、せいぜい年間約5,000円~20,000円。月換算すると約400円~1,600円。
家計全体の占める割合はわずかです。日々の節約においても同様です。家計ダイエットを積極的にする項目として優先順位は低く考えてよいでしょう。
年間にならして、家計に占める割合を考えるとそれほど効果は少ないことがわかっていると、光熱費節約にあくせくせずに済みます。浮いた時間や手間を他のことに回したり、精神的負担も軽くなります。
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