【2005年 第2回】確定申告のポイント ~ 年金暮らしの場合~ 確定申告
赤坂 慎二 (アカサカ シンジ)⇒ プロフィール
現役を退いて、自分の好きなことに没頭して悠々自適なセカンドライフを送る、なんて今から憧れてしまいますが、そんな方々のほとんどは年金で生活をしているわけです。
この年金には、国民年金や厚生年金、共済年金などの公的年金等、それから保険会社等で加入する個人年金等がありますが、これらの年金をもらった場合、確定申告はどうすれば良いのでしょうか?
公的年金に係る雑所得
まず、公的年金等ですが、その年に支払いを受けた金額を次の表に当てはめて計算した金額が雑所得として課税されます。
次に、個人年金等ですが、その年に支払を受けた金額から、その金額に対応する保険料等の金額を差し引いた金額が雑所得として課税されます。
所得税
そして、年金がある場合の所得税は、上記の方法によって計算した雑所得の金額に他の所得を加算し、扶養控除等の所得控除額を控除した金額(課税される所得金額)を次の表にあてはめて計算します。
上記で計算した税額から住宅ローン控除等の税額控除を差し引き、さらに定率減税、源泉徴収税額を控除した金額を確定申告で納付することになります。
【2005年12月26日00時00分】
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