【2015年 第4回 人生を豊かにするために。新聞の魅力を知って楽しく読もう!】子育て主婦のためのマネー講座
合田 菜実子(ゴウダ ナミコ)
みなさんこんにちは! マイアドバイザー®jp登録ファイナンシャルプランナーの合田菜実子です。 今回は 「子育て主婦のためのマネー講座」 “家族のことで毎日忙しくて、お金のことを考える余裕がない” という方のために、知っておきたいお金の話を4回連載でお送りします。
最後のテーマは、とっても身近な「新聞」
最後のテーマは、とっても身近な「新聞」です。
「身近」と言っても、最近はネットやテレビなどで情報を得る人が増え、新聞、活字離れが進んでいます!
でも、主婦向けセミナーなどで「今後参加したいセミナー」についてのアンケートをとると、「新聞の読み方・活かし方」を学びたい!という方が、実はとても多いのです。
「新聞を読みたい!」そして「子どもにも読ませたい!」なんて思いながら、新聞を楽しむ方法が分からない人が多いのでしょうね!そんな方のために、今日は「人生を豊かにするための、新聞の魅力と活用法」についてお伝えします。
①新聞の魅力
新聞の一番の魅力は 「一覧性」です。新聞を手に取ってさっと眺めるだけで、いろんな情報が目に飛び込んできます。一面トップの記事だけでなく、ちょっと下の方や、横の記事まで視野を広げてみると、意外な発見があります。
また、重要なことは大きな文字(見出し)で、そして、読者が知っておいた方がよい情報から順に記事が並べられているので、とても便利で効率の良いツールといえるのではないでしょうか?
ネット情報は「検索性」「速報性」という部分では、新聞よりも優れていますが、「信頼性」という点では注意が必要です。もちろん信頼できる記事もありますが、中にはそうでないものありますので、自身の判断で情報を選択しなければなりません。また、気になるキーワードを「検索」することで、興味のある情報ばかりを得てしまう傾向になりがちです。最近は、ネットの機能が向上して、サイトによっては一度検索するとその履歴が残り、「その人にとっての有益な情報」ばかりがセレクトされるケースもあります。自分が共感できる記事ばかり読むようになると、気づかぬ間に情報が偏り、自身の考え方にまで影響を及ぼすようになります。特に若い人や、子どもの場合は注意が必要ですね!
中立で正しい情報、知識を得るためには、やっぱり新聞がオススメです。
② 全部読まなくても大丈夫!ざっくり読んで、大きな時代の流れを掴もう!
「新聞を読むのが苦手」「読まないから購読をやめてしまった」という人に多いのは、「お金を払って新聞をとっているのだから、しっかり読まなくては!」という「義務感」にとらわれる傾向があることです。新聞の文字数は一般的に20万文字以上。新書本にすると2冊分程度になります。この文字数を毎日完璧に読むのは難しいですよね!
ここでは、気軽に楽しみながら読む方法をお伝えします。「ななめ読み・飛ばし読み」で、効率よく記事を拾っていきます。
1.まずは見出しを読む!
⇒大きな文字の見出しをさっと読むだけで昨日の出来事が分かります。
2.次に「前文=リード」を読む。
⇒見出しの次に、ひとまとまりになっている書式の違う一段落部分を「前文」といいます。ここに、記事の内容が要約されています。前文を読んで、「だいたいこの記事のことは分かった!」と納得できれば、続きは読まず、別の記事に移ります。
3.興味があれば「本文」まで読む。
⇒前文を読んで、より詳しく知りたい場合は本文まで読みます。
新聞初心者の方に「全部は読まなくても大丈夫ですよ。」と、お話しすると安心される方が多いです。
「しっかり読んで情報をとって知識を深めること」も有益ですが、新聞を読むもっと大切な意味は、
「その出来事に対し、自分がどう思うのか?自分に与える影響は何か?を予測して、対応策を考えること」。そして、
「世の中の大きな流れをつかみ、これからの生活に活かしていくこと」です。
「しっかり読んで情報や知識を習得しなければ!」と向き合うのではなく、ニュースや興味があるテーマに対し「これからはどうなるのかな?」と想像したり、記者の意見に対し「自分はこう思う!」とツッコミを入れたりしながら読んでいくと、楽しく読めるのではないでしょうか?
新聞は、コミュニケーションツールとしても活用できます。最新のニュースだけでなく「話題の新商品やトレンド情報」「読者や専門家の意見」などは、友人との話題作りにも役に立ちますね。継続して読めば確実に自分の中の引き出しを増やすことができます。
また、新聞は、お子さまの「考える力」や「文章力」をアップさせるために役立ちます。エッセイやコラムなどは作文を書く際のお手本になりますし、人の意見を知ることで、自分の考えや視野を広げることにもつながります。読みやすい記事をピックアップして親子で共有して話し合うのもお勧めの活用方法です。
ぜひ、人生を豊かにするために、気合を入れすぎず、「楽しく新聞を読むこと」から始めてみませんか?
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