【2006年 第1回】地域特性 ~公立か私立か?それが問題だ!!~教育
羽田野 博子 (ハダノ ヒロコ)⇒ プロフィール
「子どものための教育資金は月々いくらためれば大丈夫ですか?」
と言う質問をお客様からよく受けます。
しかしながら、オール公立で1000万円、オール私立で2000万円と言われるように、公立か私立かで当然ながら資金計画もまったく違ってきます。
私立生徒の割合
では、どのくらいの割合で私立に行くかと言うと・・・
※平成17年度学校基本調査速報(文部科学省)より抜粋してグラフ化
しかし、これはあくまでも全国の調査です。
首都圏でも特に南関東の場合は私立の割合が多くなります。
東京私立中学高等学校協会のホームページ「東京の私学データ」によると、
生徒数の割合は
・中学校・・・私立:25.3% 、公立:73.6%、国立:1.1%
・高等学校・・・私立:56.0% 、公立:43.2% 、国立:1.1%
なんと、私立の割合は中学では4人に1人、高校では半数以上ということになりますね。
ちなみに、千葉県在住のわが家の場合、長女、次女ともに高校から私立に行きました。
私立高校の選択
九州出身の両親にとっては、公立高校に行くのが当然と考えていましたが、選択肢として特色、魅力ある私立高校が回りにたくさんあること、そして当然ながら、私立のほうが施設が整っていることなど考慮し、学校見学に行ってみると子どもの心はどうしても私立のほうに向いてしまうようです。
(もっとも、半分は制服の魅力もありますが・・)
「どうしてもこの高校に行きたい!!」と子どもに言われたときに「うちにはお金がないから無理。」
と言うか、
「そんなに行きたければ何とか・・・」と準備しておくか?
あなたはどちらを望みますか?
また、私立高校の場合、選択するコースによっては、短期留学があります。
私立中学の選択
一方、中学に関しては、子どもの気持ちというよりは、親の姿勢、価値観で選択される場合が多いようですが、中学受験のためには小学4年生からの塾通いが一般的ですので、その分の費用も必要です。
ただ単に「お友達が塾に行ってるからボクも行きたい!」と言われて塾に行き始めた場合、親はそんなつもりでなかったのに、中学受験をすることになった事例がよくありますから、そこは注意が必要ですね。
では、中学から私立に行くとどのくらいかかるのでしょう?
高校からでは?
次回は気になるその費用を見て行きましょう。
【2006年01月11日00時00分】
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