【2015年 第2回 お金が貯まる人と、貯まらない人の違い】
~幸せに導くライフプラン~
伊藤 美恵 ⇒プロフィール
世の中にはお金が貯まる人と、貯まらない人がいます。皆さまは、お金が貯まる人と貯まらない人の違いは何だと思いますか?そして、宝くじで高額当選した多くの方々が、気が付いた時には当選した前よりも不幸になってしまうと耳にします。宝くじの高額当選者の多くの方々は沢山のお金を手にしているにも関わらず、お金が貯まらない、つまり高額のお金を維持できないのは、なぜなのでしょうか?そして、お金が貯まる人とは、一体どんな人なのでしょうか?
皆様は、どんな人がお金の貯まる人だと思いますか?
もしかしたら、こんなことを考えたかもしれませんね。
☑お金持ちの家に生まれたから。
☑一部上場の大企業に就職したから。
☑お金持ちのセレブな彼と結婚したから。
☑会社を経営して、ひと山、当てたから。
☑宝くじに当たったから。
☑幸運の神様の前髪を掴んだから。
☑きっと、悪いことをして、人を騙して、金儲けしているに違いない・・・etc・・・
まぁ、最後の人を騙してというのは、例外で置いといて、他の項目に当てはまった方もいらっしゃるかと思います。しかし、既に貯まったお金を維持していくにも、お金の知識やスキルが欠かせません。これからお金の貯まる人を目指す方にとっては、もちろんのこと、お金の知識やスキルは欠かせないでしょう。
宝くじで3億円当選したら
皆さま、こんな話を聞いたことはありませんか?
『宝くじで3億円当たったけれど、気が付いた時には、3億円を使い果たしてしまい、宝くじに当たる前よりも、貧乏になってしまった・・・場合によっては、自己破産する羽目になった・・・宝くじに当たったことで、当たる前より、不幸になってしまった。』というもの。
これは、お金の知識やスキルが足りず、お金の使い方を誤ってしまった為、このような結果を招いてしまったのです。
なぜ今、お金の知識やスキルが必要なのでしょう。
高度成長期には、賃金も右肩上りでした。預金の金利も高く、当時の郵便局の定期貯金の金利は8%もあり、10年もあれば、預入金額が2倍以上になりました。したがって、どんどんお金が増える時代だったことから、お金の知識やスキルはあまり必要なかったかもしれません。
しかし現在は、高度成長期の頃と比べて、実質賃金は右肩下がりです。ここ2年ばかりは、アベノミクスの政策のおかげで、賃金が上がっている企業もありますが、それは、まだまだ、上場企業が殆どで、中小零細企業はなかなか賃金が上げられず、厳しい企業も沢山あると聞いています。実際は、賃金が上がっている企業にお勤めの方でも、賃金上昇が消費税増税や物価上に追いついていません。そればかりか、さらに金融機関の預け入れの金利も低く、郵便局、今はゆうちょ銀行ですが、5年物の定期貯金の金利でさえも、約0.06%(2015.1.8現在)なのです。
預金を2倍にするには、何年かかるのでしょうか?
これを計算するには、「72の法則」というので、簡単に計算できます。
「72÷金利=2倍になる年数」で計算します。
8%の時は、72÷8=9年 9年で預入が2倍になるという意味です。
0.06%では、72÷0.06=ナント!1,200年もかかるのです。
こんな時代だからこそ、お金の知識やスキルが必要なのです。これからの時代は、「知らないことがリスクになる時代」です。お金の知識やスキルを持たない者は、世の中にお金を搾取され続け、知っている者だけが、自分の資産を守ることができる時代へと変わったのです。
お金の貯まる人と、貯まらない人の違いは、お金の知識やスキルを身に付けたかどうかです。この知識とスキルの中には、必要な時には専門家の意見を求める行動を起こすことが出来るか否かも含まれています。
一日も早く、お金の知識とスキルを身に付け、お金の貯まる人生へ向かって歩を進めて参りましょう。
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