【2006年 第3回 夏休み】 東北の夏祭りに行こう
橋本 勝美 (ハシモト カツミ)
東北の夏は、短い夏を目いっぱい楽しむかの様に各地でお祭りやイベントが数多く開催されます。
特に東北4大祭りと呼ばれ全国的にも有名なお祭りとして、仙台七夕、山形花笠、秋田竿灯、青森ねぶたが挙げられると思います。
いずれのお祭りも8月上旬に開催され、全国より多数の観客を集める東北を代表する夏祭りとなっています。
その中でも昨年青森に住んでいる仲間の企画で青森ねぶた祭りを観る機会がありました。
私の住んでいる仙台からほぼ東京までに匹敵する距離の青森は、同じ東北地域と言ってもなかなか行けません。
以前より一度観てみたいと思っていたお祭りでしたので、ここでご紹介したいと思います。
青森ねぶた祭りの由来
ねぶたの由来から説明しますと、青森ねぶた祭りは七夕様の灯籠流しの変形で、昔、京都の文化が日本海を伝わって津軽へ運ばれたということのようです。
今から約290年前、享保年間の頃に弘前のねぷた祭りを真似て灯籠を持ち歩き踊ったのが始まりとのことです。
そのころのねぶたは、京都の祇園祭の山車に似ていて現在のような歌舞伎などを題材にした灯籠(ねぶた)が登場したのが文化年間の頃です。
青森のねぶた祭りの特色
この季節になりますと、テレビのニュースなどでも話題になりますが、大きな山車に組まれたねぶたが光を発しながら市内の大通りを練り歩く姿は、誠に勇壮です。
また、青森のねぶた祭りの特色の一つとして、はねとの大乱舞というのがあります。
これは、参加しているねぶたの後について、多数の市民が鐘や太鼓、笛のお囃子に合わせ踊るものです。昔はおどりこ(踊子)と言ったようですが、いつの頃から”はねと”と呼ぶようになったかは定かでないようです。
機会がありましたら、一度ご覧になることをお勧めします。
旅行代理店で企画されたツアーなどもありますので、そちらを利用してみるのも良いと思います。
又、ツアーによっては、各お祭りの日程が程よく重なっている事で、4大祭りを全部観覧するような企画もあり人気ツアーとなっているようです。
今年の夏は、東北の夏祭りを是非観に来て下さい。
※青森ねぶた祭オフィシャルサイトより一部抜粋
【2006年7月11日00時00分】
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