【2006年 第4回】景気回復にノっての外食にバイキングはいかが? 夏休み
西谷 由美子(ニシタニ ユミコ)⇒ プロフィール
世間では「そろそろ景気回復か?」といわれています。
なかなか実感できませんが、私の関わっている分野では、
『景気回復(少子化の影響も少しはあるかも?)→民間企業への就職がカンタンに決まる→「不況時に安定した職場は公務員なので公務員受験予備校へ行こう」と思う高校生が減る』
という現象がボツボツ見られます。
外食産業は好調
さて、その景気回復を現すのではないかと思われる数字ですが、「社団法人日本フードサービス協会」の資料でも外食産業は好調のようです。
対前年伸び比で‘03年を底(マイナス)として「売上金額」、「利用客数」ともに’04年、’05年はプラスの数字(対前年比‘05年は利用客数105%、売上金額102%)です。
ただ「パブ・居酒屋家系のお店、本格的ディナーレストランに比べて、ファミリーレストラン、ファーストフード店は苦戦している、また洋食系と和食系では、元気がいいのは和食系のお店のよう」と関係者の談話もありました。
確かに、ウチの近所の県道5号線沿線は、老舗ファミレスが撤退し、バイキング・レストランやお手頃値段の和食の店が増えています。
バイキング・レストラン
で、夏休みはご家族連れのお客さんが多いかも、バイキング・レストラン。
好きな料理を好きなだけチョイスでき、満腹気分が味わえます。
味が良くて雰囲気も良かったら、もう最高ですね。
我が家ではおとうちゃんの「朝飯抜いてバイキングを食い倒すぞ!」の掛け声と共に家族一同で出撃することもままあります。
お店から見たら、来て欲しくないお客の一種でしょう(笑)。
バイキングの印象について、
「食い放題は、量は充実してても、質がねぇ。」「お手軽な値段のところと高級なところの中間がないような・・・」という年配の方達の声がありましたが、どうしてどうして。
最近はこの中間どころ、「そこそこのお値段で充実した内容と落ち着いたインテリア」とか、「ロハスを意識した自然食や有機野菜中心のメニュー」などの無視できない内容のお店が増えています。
ロハスレストラン
ロハスはもうご存知ですよね。
Lifestyle of health and sustainabilityという英語の頭文字をつなげたもの。
健康と持続可能な社会に配慮したライフスタイルって意味でしょうか。
1998年のアメリカでの研究から導き出されたライフスタイルのモデルが元になっています。
福岡ではこのロハス的な老舗として「野の葡萄」、「ゆとりの空間」はご存知の方が多いでしょう。
ともにランチビュッフェ料金大人¥1575。季節の有機野菜をたっぷり使ったメニューが好評。行列ができるお店として有名。
他にも博多井筒4Fのココハワイアンもロハス志向を掲げ、新鮮なお魚や旬の春野菜を使った和食中心で大¥1350のバイキングメニューを用意しています。
健康にも良いし、景気回復を実感できないご家庭のお財布にも優しい(?)バイキング・レストラン。
夏休みは家族そろって出かけてみませんか?ただし食べすぎにはくれぐれもご注意。
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