【2013年 第7回 ヤマカゲからのラジオこぼれ話 その7】
ヤマカゲからのラジオこぼれ話
キムラ ミキ
ラジオパーソナリティとして、放送局の懇親会へお誘いを受けることが時折あります。
放送局に常駐しているわけではありませんので、普段はできないお話をすることもシバシバ。
今回は、そんなお話の中から感じたことについて。
ぶっちゃけ、キムラさん、自分出し切ってないでしょ??
と、実物の私と会ったことがある人は、ラジオを聴くと私に言います。
先日も懇親会の席で、ポロっとこの話がでました。
まあ、確かに、自分を出し切っているかというと出していないと思います。
自分がスポンサーとしてお金を出している番組ではなく、
スポンサーが介在し、お金を頂いてお話をしている立場というのもあります。
とはいえ、現在の番組スポンサーは、金融機関ではありませんので、
やろうと思えば、辛口というよりも、コレが絶対買い!といったような
パンチのあるお話をすることも可能ですし、面白いとは思います。
ただね、それって、どこでもゲットできるお話じゃないかな?って思うんです。
コレが買いだ、アレが買いだ!金利はコレがいい!老後にはコレが必要だ!!等々
情報は、広告、テレビ、ラジオあちらこちらで発信されています。
でも、その正誤、是非を自分なりに判断するための物差しの提供が少なく、
自らネットや書籍を探さないとたどり着けないというのが現状なのではないかと思うのです。
ラジオという媒体は、ながら作業や、ながら仕事をしながらでも
情報のシャワーを浴びることのできるもの。
そのラジオタイムのふとした時に、意図せずお金についての判断基準や判断の目安だったり、
そもそも論が耳に入ってきたら、今まで考えたこともなかった疑問がわいてきて、
自ら調べたり、研究したりいうきっかけにつながるかもしれません。
確かに、電車の中吊り広告や週刊誌の見出しのような
キャッチーという域を超えた、強い引きのあるテーマや内容で
グッとリスナーの意識をこちら側に向けてもらう努力も
程度の差こそあれ、必要であるとは思いますが、
「いま世間で騒がれている○○っていうのは、実はこういうことなんですよ。」とか、
「身近な○○もこんな点に実は注意が必要なんですよ。」とか、
今更聞けないけど、知ったふりをしていたけど、
と感じている人が多いと思われるテーマについて、
愚直に発信をしていける存在であることを大切にしたいな…とコッソリ思ってみたりしました。
って考えることができたのも、ご意見を頂いたからこそです。
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