【2005年 第3回】本当のやりくり上手とは・・・ 老後
山中 伸枝 (ヤマナカ ノブエ)⇒ プロフィール
毎日の食事や日用品、水道・ガス・電気代、電話などの通信費、それにおつきあいだってあるし、生活費って結構かかります。
同時に教育費や住宅費、老後の資金など、大きな出費に備えて準備する必要もあります。
勤労世帯の実収入
生活費や将来の資金等を賄うためには、収入を得なければなりませんね。
2002年の総務省「家計調査年報」によると、勤労者世帯の実収入の全国平均は542.7万円です。
トップは富山県の727万円です。
北関東はというと、栃木県が566万円で17位。
埼玉県564.4万円、茨城県554.3万円、群馬県が436.6万円で44位です。
気になる貯蓄率
一方、気になる貯蓄率ですが、北関東では茨城県が22%で第9位です。
栃木県は19.8%、埼玉県が19.5%で17位と18位です。
群馬県は少し差がついて10.9%の44位です。
貯蓄率の全国平均が18.11%ですから、北関東の貯蓄率はなかなかですね。
特に茨城県は素晴らしいです。
それほど収入が多いという訳ではありませんが、生活費を上手くコントロールしながらしっかり貯蓄もしているのですね。
やりくり上手とお見受けしました!
ちなみに貯蓄率トップは福井県でなんと36%です。
2位の岐阜県27.3%を大きく引き離しています。
固定費の見直しは効果大
「お金を貯めるためには節約をしなくては!」誰もが思うことですね。
電気代を節約しようとこまめに消したり、安い食材を求めてスーパーのチラシをみたり。
でも一番節約の効果が大きいのは「固定費」を見直すことです。
「固定費」というのは、毎月または毎年決まって支払う費用のことです。
例えば生命保険の保険料などは良い例です。
勧められるままなんとなく入ったり、随分前に入ったきり、そのままになっていたり・・・
そんな方は見直しをすると随分と生活費を節約できる場合が多いのです。
体に良い食事をし、快適な住環境で家族とくつろぐ、そんな質のよい生活のためにはお金をおしまず、
情報と知恵で無駄な固定費を見直す。
それが本当のやりくり上手です。
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