【2005年 第4回】「センテネリアン」を目指して! 老後
山中 伸枝 (ヤマナカ ノブエ)⇒ プロフィール
9月13日の厚生労働省発表の「長寿番付」によると、日本には100歳以上の方が25,606人いらっしゃり、過去最多となったそうです。
そのうちの85%が女性で21,820人でした。
センテネリアン
英語では、100歳以上の方を尊敬の念をこめてCentenarianと呼ぶそうです。
厚生労働省の長寿番付調査は1981年に開始され、その当時のセンテネリアンは約1,000人であったということですから、この24年間毎年平均でおよそ1,000人ずつセンテネリアンが増えているということですね。
センテネリアンとまでいかないにしても、日本の平均寿命は年々延びていますから、必然的に私たちの老後は長くなる一方といえます。
都道府県別平均寿命
都道府県別に平均寿命を見てみると、男性では長野県がトップで78.08歳。
その後福井県・熊本県、静岡県、沖縄県と続きます。女性では、沖縄県がトップで85.08歳。
そして熊本県・島根県・長野県・富山県となります。
北関東は、群馬県が男性の17位で76.98歳。続いて埼玉県、茨城県、栃木県です。
栃木県は全国第40位で、76.12歳となっています。
女性では、群馬県が第34位で83.12歳、埼玉県、茨城県と続き、栃木県は第43位で、82.76歳という統計になっています。
(出所:厚生労働省 統計情報 1995年データより)
平均余命(北関東)
各年齢の人が平均的に今後何年生きられるかという期待値のことを平均余命といいますが、こちらも都道府県別ランキングでいけば、北関東はそろって下位であることが分かります。
データのランキングでは北関東の成績は振るいませんが、長い老後の生活の場と考えると、北関東はかなり魅力的な地ではないでしょうか?
首都圏までのアクセスもよく、そしてほどよく田舎の良さもあり。それまでの現役時代の暮らしをそのままに、スムーズにリタイア後の生活がスタートできるメリットがあります。
定年後の時間は、もはや20年どころではありません。多くの方が健康で豊かなセンテネリアンになれるよう、ライフプランを考えることが大切ですね。
この記事へのコメントはありません。