【2008年 第10回 静岡県(富士山静岡空港)】地域コラム 東海
松山 智彦(マツヤマ トモヒコ)⇒ プロフィール
静岡県といえば・・・
「夏も近づく八十八夜」・・・・静岡と言えば、お茶をイメージされる方も多いでしょう。
東名高速の相良牧之原IC付近では、青々としたお茶畑が広がっています。その他”しらす干し””うなぎ””わさび””みかん”などもイメージされる方も多いと思います。またジュビロ磐田、清水エスパルスや高校サッカーの強豪が集まりJリーガーの人数が日本一でもあります。さらに伊豆、三保の松原、浜名湖など観光地や熱海、舘山寺、修善寺、伊東などの有名な温泉もあります。産業に目を向けると、ヤマハ、スズキなど世界規模の有名企業も存在しています。
静岡の日本一
人口380万人、県内総生産16兆円、県民所得334万円の静岡県は製造品出荷額が17兆円で全国で第3位。輸送用機械、電気機械のシェアは全国2位、紙パルプと飲料、タバコ、飼料が全国1位で、日本の産業は静岡が支えてると言っていいでしょう。
また、静岡県が日本一なものが205項目もあります。主なものとして、”お茶””温室メロン””かつお””さくらえび””ピアノ””医薬品””プラモデル”、浴衣や布団の生活用品や、液圧プレス。軽量鉄骨、有機質肥料などの工業製品などがあります。
海外からも注目の静岡
企業立地件数も日本一の静岡。平成19年の件数は124件。さらに、海外からの24件と、三重県、兵庫県を大きく離しています。静岡県が選ばれる理由は、交通の利便性(新幹線・高速道路)、日本の主要経済圏と隣接(首都圏、中京圏、近畿圏)、エネルギー資源の豊富さ(水・電力など)だと言われています。交通の利便性があがっていますが、人の移動には不便さ否定できません。北海道に出る場合、羽田空港かセントレアを経由する事になりますが、空港に行くまでが不便だという意見がありました。海外だとさらに不便さはぬぐえません。
空港開港で克服、アクセスの悪さ
2009年3月に県民念願の富士山静岡空港が開港します。静岡市内から車で40分、浜松市内からだと50分という距離。また現在決定している就航先は、海外ではソウル、国内では千歳、福岡、那覇が決定。さらに小松(石川県)、熊本、鹿児島も夏に就航が予定されています。
県民にとって移動が便利になるばかりでなく、県外、海外へのアピールする絶好の機会ともいえます。
日本の産業を支える静岡県が、開港でますます活気つくものと期待されています。
富士山静岡空港のホームページ
http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/index.html
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